大腸カメラ
- 肛門から内視鏡を挿入して全大腸を観察します。
- 細径の内視鏡を使用しており、以前の検査よりも随分と楽だったと言っていただけることもしばしばです。
- 大腸検査患者様用のトイレを別に設けていますので、院内で下剤を飲んで検査に望んでいただくことも可能です。ご自宅で飲んできて頂いても構いません。
- 疼痛を感じやすい方や、不安の強い方には鎮静剤を使用してうとうとした状態で楽に受けていただくことも可能です。
- 検査中にポリープが見つかった場合は、その場で切除が可能です。サイズ、形態によっては連携病院にて切除を依頼する場合もあります。
使用機種
使用機種のフジフイルム EC-590ZPは細径ですが、拡大観察可能で特殊光と組み合わせて病変をより詳細に評価することが可能です。
ポリープ切除の実際
色素を散布して病変の境界をよりわかりやすくします。
生理食塩水にてポリープを膨隆させてから、金属の輪っかでポリープを絞扼し、通電して切除します。
切除後の切り口にポリープの残存がないか確認します。
切り口に出血予防のクリップを打ちます。クリップは創が治ると自然に脱落しますので特に心配ありません。
検査の流れ
1.検査前日
繊維の多いものは避けて、消化の良いものを午後9時までに済ませ、渡された下剤を服用し、その後絶食してください。水分の摂取は可能です。
2.検査当日
- 朝食は食べず、午前8時(午前検査の方は午前6時から)に渡された腸管運動促進剤を服用し、続いて水にといた下剤を2時間ほどか けて飲んでください。約2~3時間で数回~10回前後の排便で水様便となり、その後便意がなくなり移動が可能になります。
- 血圧、心臓、抗けいれん薬、精神安定剤などは、朝7時頃までに(午前検査の方は午前6時までに)服用して下さい。糖尿病の薬やインスリンは中止してください。ご不明な点は、お電話にてお問い合わせください。
- 来院後、検査着に着替え点滴をつないで検査を行います。
- ポリープを切除した場合は、1週間ほどは激しい運動や遠出はお控えいただいておりますので、検査予約時にご注意ください。
- 鎮静剤使用をご希望の方は、帰りの運転は控えて頂いております。公共機関のご利用や、付き添いの方に運転をお願い致します。
3.検査費用
1割負担 | 3割負担 | |
大腸内視鏡(観察のみ) | 2,500円前後 | 7,000円前後 |
大腸内視鏡+組織検査 | 3,500円前後 | 10,000円前後 |
大腸ポリープ切除 | 8,000円前後 | 25,000円前後 |